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2009年06月30日

ササユリ

一雨ごとに
木々の葉が茂って
森も鬱蒼としてきました。

鬱々とした梅雨空の下、
ぽっと明るく光るものがあります。



ササユリの花です。
ササユリが目をさましました。
すっとしたその姿・香りは優しく気品に満ち
見る者を魅了します。

そのため、他の山野草同様乱獲され、
その数は激変しているとはいうものの、
オークヒルズの周辺では
十数株が自生しています。




毎年、咲くのがあたりまえのように
思っているササユリですが
「希少価値が高い」とか「幻の百合」という言葉を耳にするたび
あらためて
オークヒルズ周辺の自然の深さに感動を覚えます。

森のレストランはなんて贅沢な地に建っているのでしょう。



ササユリは種をまいて2年目に発芽、
開花までに7~8年の年月がかかります。
球根を植え替えても
うまく育たないことが多く
固体数を増やすことが難しい品種です。


無くなるのはあっという間ですが
増やすのは至難の技です。
(ササユリだけに限ったことではありませんが・・・・・)

学名にLilium Japonicumという
日本の名のついた日本特産のこのゆりが
いつまでもレストラン前で咲き続けられるよう守っていきたいですね。
そして、
今年も花咲かばあさんとなって、ササユリの種を蒔きましょう。
10年後のササユリの群生地を夢みて・・・。



  

Posted by もりのしぜんがっこう at ◆2009年06月30日11:15自然