2009年06月22日

オークヒルズイベント報告♪~育林体験編~

引き続き、6月20日~21日にオークヒルズで行われた、
ぬちぐすいワンズさん企画の育林体験&キャンドルナイトについてもお伝えします。
http://www.nuchigusui-ones.com/

今回で3日目となる育林体験。
森の案内からスタートです。
午前中にオークヴィレッジの敷地内にある手入れされた森に入り、
午後から手入れが必要な森での除間伐作業となります。
オークヒルズイベント報告♪~育林体験編~
森の案内人による森・植物の話。

植物の名前には面白い由来があります。

例えば、どこでも目にする「シロツメクサ」
この植物は元々日本の植物ではなく、ヨーロッパで生息していた植物です。
その昔、ヨーロッパから輸入されてきたものを梱包するのに、この植物が使われていました。

つめるための草→(白い)つめくさ→シロツメクサ!!

『へぇ~』
今回もたくさん言ってしまいました。

もちろん、案内人の笑いを誘うお話は今回も期待を裏切りません。
(おやじギャグ・・・なんていいませんが)
オークヒルズイベント報告♪~育林体験編~

そして、今回の主題でもある、育林について。

除間伐。
この言葉はよく耳にすると思います。

山は人の手が入ってない方がいいのでは。
そう思う方もみえるかもしれません。
人の手が入ってないのが奥山。
人の手が入っているのが里山です。

人の生活に近い山、里山は、人の手が入ることで自然の循環が営まれます。
昭和30年代頃、人々は里山に入り、木を切り薪にしたり、草を刈り畑の肥料としていました。
里山は生活の場の一つでした。

今では、薪や肥料はお店で買った方が手間がありません。
そうして入ることが少なくなった里山は、どんどん遠い存在になっているのです。

しかし、里山は手を入れないことで木々が生い茂り、密集状態になると、
空間がないため太陽の光が吸収できず、木が不健康になり、
下層に生息する植物も生えなくなります。
そのような森は二酸化炭素を吸収する量も大きく減少します。

循環が崩れることは、悪循環を呼びます。
また近年、人工林の木の価格が下がり、木を切り、運ぶ金額では割が合わず、
なかなか除間伐が進んでないのが現状です。

こうした現実を知ってからの除間伐作業。

気合が入ります。
実際に手入れが進んでない森に入り、チェンソーとノコギリを使い、除間伐作業です。
20-30年生の木を倒していきます。
大体直径20-25センチ位になります。
木を切り倒す場面は結構迫力モノです。

そして倒れた木を細かく刻み、運び、除間伐作業は終了です。

その後、クラフト作り(スプーンなど)作りました。
体を動かした後で疲れてても、木を削りだすとみなさん集中しちゃうのです。
それも木の持ってる力です。

そして完成!
今日の思い出と共にお持ち帰りいただきます。

最後に6月20日は夏至前夜。
電気をけしサンゴ礁をかたどったコーラルキャンドルを灯してのでのディナーで締めくくりです。


写真が少ないので、またアップしますね!



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Posted by もりのしぜんがっこう at ◆2009年06月22日21:03セミナー
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